モロヘイヤ(グリーンジュート、シマツナソ)の種

香りや味にクセがなく、かすかに甘みがあり、生葉を刻むと独特の粘りが出て、茹でるとトロッとして海苔のようになめらかになることから、「トロロナ」とも呼ばれます。 中近東からアフリカ北部原産で、砂漠地帯でも生育する貴重な野菜として、5000年以上前から栽培されてきました。 古代エジプトの不治の病に苦しむ王様がモロヘイヤのスープを飲んだところ治ったという言い伝えから、アラビア語で「王様の野菜」という意味のムルキーヤが語源となっています。

カロテンやカルシウムの含有量は緑黄色野菜の中でトップ。ビタミンB群、C、Eも豊富で、とくにB2はホウレンソウの20倍、カルシウムは7倍といわれています。 ほかに、カリウム、鉄、食物繊維など、各種の栄養成分を豊富に含みます。 また、刻むと出るネバネバは、胃腸や目などの粘膜を保護し、肝機能を高める働きがあります。

和名: モロヘイヤ、トロロナ、グリーンジュート、シマツナソ、縞綱麻
英名: Green Jute、Nalta Jute
学名: Corchorus olitorius

原産国: ミニヤー・エジプト
形態: アオイ科ツナソ属、一年草
栽培日数: 30日
草丈: 40〜60cm
種まき: 5〜9月
発芽適温: 25〜30℃
発芽率: 91%
耐寒温度: 8℃
耐暑温度: 40℃
pH: 6〜6.5
株間: 20cm
連作障害: なし
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■土壌、環境
日あたりがよく、水はけがよければ、土質は選びません。 モロヘイヤは連作障害が出ないので、連作もできます。 酸性の土壌を嫌うので、モロヘイヤを育てる場所はかならず石灰類を施して酸度を調整してください。 苗を植える2週間前までに、畝に苦土石灰を施して耕しておき、1週間前に、畝に元肥を入れてよく耕し、畝を立てて黒マルチを張ります。 黒マルチは、雑草の抑制や、地温を上げる効果に期待できます。

■育苗
モロヘイヤの種は寿命が長いので、3〜4年保存した種でも発芽します。 高温性野菜なので、気温が十分高くなってから蒔いてください。
1)発芽温度25〜30℃と高く、発芽しにくいので、一晩水につけてください。
2)5月以降ににポットやセルトレイに種を蒔いてください。 9cm(3号)ポットやセルトレイに用土を8〜9分目まで入れ、3カ所に指で窪みをつけて種を一粒ずつ蒔いてください。
3)土を薄く被せて手のひらで軽く鎮圧し、水をたっぷりあげてください。
4)発芽までは乾燥に注意し、発芽後は毎朝水やりをしてください。

■定植
本葉が5〜6枚になったころに定植してください。
畝幅: 90cm
黒マルチ: 有効
株間: 2列、30〜40cm

■肥料
苦土石灰と元肥を入れてください。 追肥は、収穫開始後、20〜25日間隔で行ってください。

■収穫
草丈が50〜60cmになったら、収穫を開始してください。 葉先の15〜20cmくらいのやわらかいところを折り取ります。 その後、わき芽が伸びて収量が増えます。 草丈を一定に保つようにこまめに収穫してください。

モロヘイヤは日が短くなると開花する短日植物で、秋になると花が咲いて種ができます。 花芽ができると新芽の発生が止まり、茎葉はかたくなります。 熟した種子は毒をもっているので、花が咲いたら念のため収穫を終えてください。

【注意】
モロヘイヤの完熟した種子には毒性の強い強心糖体のストロファンチジンが含まれているので、絶対に食さないでください。 ただし、葉と茎には毒は全く無いので安心してください。 種まきに使用するために購入した種や種とりした種など、幼児やペットが誤って食べないように取扱いに注意してください。

【調理方法】
効率よく栄養を摂るには、さっと茹でて刻んで食べるのがおすすめです。 醤油や酢など日本の調味料ともよく馴染み、ゆでる、炒める、揚げるなど、さまざまな調理法に適しています。

【納期】
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20粒50粒100粒300粒500粒1000粒3000粒
型番 GreenJuteSeed
販売価格
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