アダプトゲンハーブとしても注目され、ガンやHIVに効果が認められている南アフリカ原産のマメ科の植物です。　

桜の花は、薄いピンク色で優しさを感じるような美しさを感じますが、キャンサーブッシュの花は、元気を与えてくれそうな濃いオレンジ色で、こちらもきれいです。　豆のさやが風船のようになることから、英名でバルーン・ピー（ Balloon Pea ）とよばれています。　雨季になり一度雨が降ると水は地表を川のように流れます。　このとき果実は船のように水に浮き、流れに乗って遠くに種子が運ばれ、湿った大地に根を下ろします。

和名：　キャンサーブッシュ、ステルランディア・フルテッセン
英名：　Cancer Bush、Balloon Pea、Stherlandia
学名：　Lessertia frutescens

原産国：　マザブワ・ザンビア
形態：　マメ科フルテッセンス属、常緑小灌木
草丈：　60〜100cm
発芽適温：　20〜25℃
発芽率：　89%
用途：　観賞用
鉢植栽培：　可能
pH：　6〜7
生育温度：　15〜35℃
耐寒温度：　7℃
耐暑温度：　36℃
栽培難度：　Level 1

【栽培方法】
■土壌、環境
砂質土を好みます。　日当たりが良い場所で栽培してください。

■芽出し
1) 水に1日つけてください。
2) マメ科は移植を嫌うので、直播してください。
3) 覆土は1cm程度で播種してください。

■水やり
乾燥には比較的強いので、乾燥気味を好みます。　露地栽培の場合には気にすることはありません。　土が乾いたら水をたっぷりあげてください。　土が湿っているようなら水は控えてください。

■肥料
肥料は植え付け時に市販の土に含まれているものと、春と秋に1回づつ液体肥料を与えれば充分です。　肥料を与えすぎると、花が咲かなかったり、茎が伸びすぎてしまいます。

■越冬
幹が木のように茶色く固くなったらある程度の耐寒性はありますが、やはり冬場でも7℃は欲しいところです。　露地栽培が難し場合には、選定して室内で越冬させてください。　桜が咲く季節になって再び露地に移植してください。

【利用】
観賞用として