ライラック(ムラサキハシドイ)の種

ヨーロッパに自生する一般的な品種で、街路樹や庭木として良く見かけます。 香りがかなり強い紫色の花を6〜7月に咲かせます。 

和名: コモンライラック、ムラサキハシドイ
英名: Common Lilac
学名: Syringa vulgaris

原産国: ランス・フランス
形態: モクセイ科ハシドイ属、落葉低木
樹高: 2〜3m
栽培期間: 開花まで2〜3年
種蒔き: 2〜4月、10〜11月
適正土壌pH: 6〜7
発芽適温: 15〜20℃
耐寒温度: -15℃
発芽率: 79%
栽培可能地域: 日本全国
ポット栽培: 可能(5号ポット以上)
株間: 1〜2m
連作障害: なし
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■環境、土壌
基本的に、日光を好む植物ですが、西日は嫌います。 西側は避け、冷涼な気候の場所なら日当たりのよい場所に、暑さが心配なら少し日陰のかかる場所に植えてください。 春秋冬は日が当たり、夏には日が当たりにくくなる場所が理想的です。 蒸れやすい場所も苦手なので、水やりをしても、なかなか水が引かないような場所は、避けてください。

土質は鉢植えの場合、赤玉土(小粒)7:腐葉土3、もしくは赤玉土の割合を6にして、かわりに黒土1を混ぜてください。 多湿に弱いので、庭植えの場合は、水はけが悪いようなら川砂を少し混ぜてください。

■種蒔き
1) 種を水に24時間つけてください。
2) 種蒔き用の土の上に種を置いてください。 覆土はしないでください。
3) 発芽するまで霧吹きで水をあげて、日陰で管理してください。
4) 3〜4週間で発芽します。

■定植
本葉が4〜5枚出てから定植してください。

■水やり
春と秋は、1〜2日に1回程度午前中に水をあげてください。 夏は水切れしやすいので、朝と夕方の2回に分けて水をあげてください。 冬は鉢の土が乾いたタイミングで水やりをしてください。

■肥料
鶏ふん、骨粉、油かすなどの有機肥料を与えてください。 鉢植えの場合、時期は3月頃と6月です。 地植えの場合は、1〜2月に1回ほど与えてください。 また、植え付けの時にもあらかじめ肥料を混ぜ込んでください。

■剪定
明らかに不要な枝から優先して切り落としてください。 枝の中途半端な部分から切るのではなく、枝分かれしている場所や、根元から切り落としてください。 切り方が中途半端だと、ライラックはその中途半端な枝にも栄養を送り続けるので、株の体力を奪ってしまいます。 ライラックは他の苗木よりも芽吹きが弱いので、剪定は他の苗木よりも少なめにしてください。

■増やし方
株分け: 3〜5月、9〜11月が適期です。
挿し木: 3〜5月が適期です。 20cmの穂木を赤玉土やパーライトを使った土に挿してください。 剪定を兼ねて行っても良いですが、ライラックの剪定は花が咲き終わった直後が適切です。

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