キャラウェイ(ヒメウイキョウ)の種

キャラウェイは、石器時代の遺跡や古代エジプトの墓、シルクロード沿いの古代の宿場町の遺跡からも発見されています。もともとアラビア語でカラウィーヤと証したのがなまって、キャラウェイになりました。 属名のカルムはキャラウェイの古名、またはこれが発見された地区名カリアに由来しているとも言われ、種小名のカルウイは“頭”の意味で、複散形花序の形によります。

種子はクミンと見分けがつきませんが、異なる品種です。

和名: キャラウェイ、ヒメウイキョウ
英名: Caraway
学名: Carum canvi

原産国: カリフォルニア州・アメリカ
形態: セリ科キャラウェイ属、二年草
草丈: 30〜80cm
栽培期間: 40日 (収穫サイズによる)
種まき: 下記参照
発芽適温: 17〜25℃
発芽率: 85%
適正土壌pH: 6〜7
栽培可能地域: 日本全国
耐寒温度: -8℃
耐暑温度: 40℃
プランター栽培: オススメ!
株間: 30〜40cm
連作障害: なし
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■環境、土壌
日当たりのよい場所から、明るい日陰となる場所でよく育ちます。 水はけがよく、有機質に富んだ栄養豊富な土を好みます。 最終的には根が地中深くまで伸びるので、鉢で育てる場合は深めの鉢を用意してください。

■芽出し
種子を春か秋に直まきしてください。 覆土は5mmで十分です。 根が傷みやすいので、生育中に何度か間引きして株間を40cm前後にします。 その間引き苗は調理に使うこともできます。

4〜5月
9月

収穫は翌年の4〜9月です。

■定植
本葉が4〜6枚に生長したら、根を傷めないようにポットから引き抜いて、定植してください。

■水やり
土の表面が、白く乾いてきたらたっぷりと水やりをしてください。

■肥料
4〜6月は、追肥として液体肥料や置き肥を与えてください。 春に新芽が出てきたら緩効性の粒状化成肥料(1株当たり、15gm程度)を追肥として与え、株元の土を耕してください。

■冬越し
冬は地上部が枯れますが、根は生きていて春になると新芽が出てきます。

■収穫
葉は、半日陰や明るい室内で管理すると柔らかい葉を、いつでも収穫できます。 種子の収穫をしたい場合は秋に種を蒔き若い葉を摘まないでください。 種子が薄い茶色になったら、根元を20cm残して、あとの部分は刈り取ってください。 陰干しをして乾燥させてから種子だけ収穫します。 種は2年目の秋から収穫可能です。

【利用】
葉はサラダやスープに、種子はピクルスやザワークラウト、チーズ料理、パン、クッキーなどに用います。 ニンニクを食べた後に噛むと、匂いを消してくれます。 シーズの精油には主にカルポンとリモネンを含んでいて、健胃、駆風薬に利用されます。 若葉や間引いた苗は刻んでスープやサラダに入れ、また野菜のように煮炊きにも使います。

果実の収穫は実が黄褐色になるころに房を摘みとるか、株際から切り取って、乾燥させます。 しごいて枝や未熟化、ゴミを取り除いて、密閉できる容器につめて保存します。

乾燥させたキャラウェイ・シーズは料理や加工食品に粉状か原型のまま使われます。 パンやケーキに粒上のまま入れると、噛んだときにつぶれて風味が出ます。 ドイツのキャベツの漬物ザウエルクラウトには欠かせないシーズです。
50粒100粒300粒500粒1000粒
型番 CarawaySeed
販売価格
385円(本体350円、税35円)
購入数
オーダー
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