サトウキビ(砂糖黍、甘蔗)の芽出し用枝

販売期間: 毎年1〜5月中旬

元々の原産国は東南アジアやポリネシアと言われています。 琉球の時代にインドネシア→インド→中国から琉球に伝わったと言われています。

沖縄県〜奄美大島で栽培されていることで有名ですが、本土でも大隅諸島などの南九州、四国地方の高知県(黒潮町など)や愛媛県(四国中央市など)でも広く栽培されています。 香川県(東かがわ市など)や徳島県(上板町など)では、和三盆の原料として竹糖(ちくとう、たけとう)と呼ばれる茎が細いサトウキビが栽培されています。 極端な話、北海道でも栽培は可能ですが、日照時間が足りないので宮古島のように太くならないです。

発芽する若い芽枝の上部位のみの販売しています。 千葉市、宇都宮市でも食育の為に学校で栽培されています。 サトウキビ1本分で出来る砂糖の量は小さなスプーン1杯程度なので、黒砂糖の生成まで一度でも体験するのもいいかも知れません。

和名: サトウキビ、砂糖黍、甘蔗
英名: Sugarcane
学名: Saccharum officinarum

原産国: 鹿児島県(奄美大島)
形態: イネ科サトウキビ属、多年草
収穫までの期間: 8〜12か月
植え付け: 3〜5月
指し枝: 1〜3cm x 40cm
発芽率: 100%
発芽適温: 20〜30℃
草丈: 2〜3m
受粉樹: 不要
鉢植栽培: 不可能
露地栽培: 千葉県以南
株間: 1m
生育温度: 25〜40℃
耐寒温度: 0℃
耐暑温度: 50℃
連作障害: あり
栽培難度: Level 2

【栽培方法】
■環境、土壌
サトウキビは水はけの良い土壌を好みます。 深い肥沃な土壌が最適ですが、砂質土壌でも育つことができます。 日光が十分に当たり、風通しが良い場所が適しています。 風が強すぎる場所や低地の水はけの悪い場所は避けてください。 成長し続けるには30℃が望ましく、15℃で成長が止まります。 本土では春に植えて12月に収穫するのが一般的です。

■芽出し
サトウキビの作型には、3種類あります。 春(1〜3月頃)に植えて翌年に収穫する「春植え」と、夏(8〜9月頃)に植えて翌々年に収穫する「夏植え」は、苗から発芽させる「新植栽培」に分類されます。 一方、収穫後の切り株から直接芽を出させる栽培方法は「株出し栽培」と言います。

春植え: 1〜3月に植え付けを行い、翌年の1〜4月に収穫します。 約1年と、比較的短い期間で収穫できるメリットがありますが、育成期間が短いため収量は多くありません。

夏植え: 7〜9月に植え付け、翌々年の1〜2月に収穫します。 翌年の収入が得られないデメリットはありますが、育成期間が約1年半と長いため、収量も多くなります。

株出し: 株出し栽培は、春植えや夏植えの収穫後に残した根株(親株)からそのまま発芽させ、翌年の1〜3月に収穫する栽培方法です。 植え付け作業がはぶけるメリットに加え、発芽伸長が速く生育も促進される点が最大のポイントです。 育成期間は1年と短いですが、春植えよりも多収が見込めます。株出し栽培は、通常2〜3年間続けられると言われています。

本土で栽培するには梅雨前に植えて12月に収穫する方法が現実的です。
1) 植える前に1日水につけてください。 梅雨になる前に埋めてください。
2) 根伏せが一般的で最も簡単です。 15cmほどの深さの穴を掘り、その底にカットした茎を横にして置き、土をかぶせてください。
3) 1週間程度で節から発芽します。

■水やり
サトウキビは水を好む植物ですが、過湿気を避けるため、土が乾燥し始めたら適度に水を与えてください。

■肥料
栄養価の高い堆肥を土に混ぜるか、植え付け後に追肥を施してください。 また、成長期中(梅雨〜10月)に窒素、リン、カリウムのバランスの良い肥料を多めに与えてください。

■収穫
サトウキビは通常、植え付けから10〜12ヶ月後に収穫されます。 2〜3mの高さになれば収穫してください。 成熟したサトウキビは、茎が太く重くなり、色が深くなるので、このサインを見て収穫時期を判断します。

■増やし方
根伏せで増やしてください。

■利用
観賞用、飼料、バイオエタノール、黒砂糖など。
5本20本50本100本300本500本1000本
型番 Sugarcane
在庫状況 64 オーダー
販売価格
2,090円(本体1,900円、税190円)
購入数
オーダー
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