エンジュ(槐樹、ニガキ、三公の木)の種

中国原産で、マメ科の落葉広葉樹高木です。 中国では神聖木とされ出世への縁起を担いで植えられています。 花から上質な蜂蜜が採れ、有用な蜜源植物です。 秋に成る果実を目指してオナガ(尾長)やヒヨドリなどの小鳥が飛来します。 花の蕾は槐花と言いルチンを多量に含むので、毛細血管を回復し止血や高血圧用の薬の原料とされます。 果実は槐実または槐角と呼ばれ痔の薬となりますが、形は数珠状にくびれた豆花で粘液を含み乾きにくく裂開しません。 公害に強いので街路樹や庭木とされます。

花言葉は「幸福」です。尚、「エンジュ」という名で、仏壇、鍋敷き等の彫刻、細工・加工物の材としているものは、イヌエンジュという別の木です。

和名: エンジュ、槐樹、ニガキ、三公の木
英名: Japanese Pagoda Tree
学名: Styphnolobium japonicum

原産国: 南京市・中国
形態: マメ科エンジュ属、広葉高木
樹高: 20〜25m
ベランダ栽培: 不可能
受粉株: 不要
定植時期: 2〜4月
露地栽培: 全国
pH: 4.5〜6
種まき: 4〜7月
発芽適温: 17〜25℃
発芽率: 64%
栽培適温: 20〜33℃
耐寒温度: -10℃ 
耐暑温度: 45℃
株間: 5〜10m
連作障害: なし
栽培難度: Level 3

【栽培方法】
■育てる環境・土壌
水はけが良い酸性の土を好みます。 定植させる際に、根を傷つけないように土を十分につけたまま植え替えをしてください。 乾燥には強く、直射日光でも問題ありません。

赤玉土(小粒)6:腐葉土2:堆肥2や、腐葉土3:川砂2:赤玉土(中粒)2:堆肥2の割合で混ぜた土を準備し、浅く植え付けてください。

■芽出し
1) 種子を60℃のお湯に入れて24時間放置してください。 
2) 覆土を2cmにして3号ポットに播種してください。
3) 発芽するまで土の表面が乾いたら水をあげてください。

■定植
20cmまで育ってから露地に定植してください。 初年度は室内で越冬して、翌年の10月上旬〜11月下旬に植え付けてください。

■水やり
庭植えでは、雨水だけで生育しますから水やりは不要です。鉢植えの場合は、夏期の水切れには注意してください。

■肥料
根粒菌と共生しているため、旺盛な生育力があり、肥料は必要ありません。 極端なやせ地でない限り、肥料は必要ありません。 ただし、肥料不足になると葉色がてきめんに悪くなるので、開花前や開花後に少量の鶏糞を施してもよいでしょう。

■剪定
12月または2月から3月上旬に、樹冠から飛び出ている枝を切り詰めください。 枝が混んでいるときは、同時に枝抜き剪定してください。

■冬越し
寒さに強いので、防寒対策は特に必要ありません。 秋の終わり頃から寒さにあてる場合は、水を徐々に少なくし、乾燥させると耐寒力が増します。 春再び暖かくなったら芽を吹き始めますので、徐々にお水を与えてください。

■増やし方
種、もしくは根分けで増やしてください。 挿し木から育てるのは非常に難しいです。

【利用】
蜜源、切り花として。
10粒30粒50粒100粒
型番 JapanesePagodaTree
在庫状況 9 オーダー
販売価格
880円(本体800円、税80円)
購入数
オーダー

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