飛騨花豆(紅花インゲン)の種

花豆は、元々は食用ではなく花の鑑賞用でした。 夏の畑で赤い花がひときわ目立ちます。 インゲン属の中の「べにばないんげん」のことを言います。 「いんげんまめ」とは別種ですが、主産地の北海道では、蔓性で支柱が必要など栽培方法が似ている大福豆や虎豆とともに「高級菜豆」と総称されています。 鮮赤色又は白色の大きな花をたくさん咲かせるのが特徴で、それが名の由来ともなっています。 赤花の子実は紫の地に黒色の斑が入っていて紫花豆と呼ばれ、白花のものは子実も白色をしているところから白花豆と呼ばれます。 豆粒は際立って大きく、煮豆、甘納豆の原料になります。

和名: 飛騨花豆、紅花インゲン
英名: Scarlet Runner Bean
学名: Phaseolus coccineus

原産国: 岐阜県
形態: マメ亜科ナタマメ属、蔓性一年草
栽培日数: 5〜6か月
草丈: 150〜250cm
播種: 5月下旬〜6月上旬
露地栽培: 全国(標高700m以上)
発芽適温: 17〜25℃
発芽率: 94%
耐寒温度: 8℃
耐暑温度: 40℃
pH: 6〜7
株間: 60cm (マルチ間210cm)
連作障害: なし
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■土壌、環境
標高900〜1,300m地帯の冷涼な気候に適し、標高の高い地帯ほど良品質な花豆が生産できます。 標高が700m以上ない所では、結実が悪くなり栽培に向きません。

■芽出し
平均晩霜日の10日前に播種してください。 6月上旬までに強い霜を受け成長点が阻害された場合は、新たに種を蒔いてください。 
1) 種を真水に6時間浸してください。
2) 覆土は2〜3cmで、1粒蒔きで、覆土後軽く鎮圧してください。 マルチ栽培の場合は、種子のへそを下にして播種してください。 発芽まで3〜4週間かかります。

■肥料
化成肥料は、前作物や堆肥の種類により加減します。 また、雑草の発生の多い畑では溝施肥が適し、全面施肥の1/3程度にしてください。

■マルチ張り
マルチを使用すると、雑草防除と生育が促進する事等から増収効果があります。 マルチは、播種の7〜10日前までに、適度な土壌湿度の時に黒色ポリマルチを張ってください。

■支柱立て
支柱は、太さ19mm、高さ3.6m程度のものを使用してください。 支柱の間隔は、1.8〜2.0m程度にしてください。 端の支柱には強度を持たせるため、斜めに梁支柱を入れ強度を高めてください。 つるが伸びる前に支柱とネットを張り終えるようにしてください。

■土寄せ
本葉が4〜5枚になったら土寄せをして、化成肥料を追肥してください。

■収穫
莢(さや)が黄褐色に変わって乾いてきたものから順次収穫をしてください。 花豆を莢(さや)から取り出さない状態で、天日干しにてしっかりと乾燥させた後、再び花豆を莢(さや)から取り出して、ザルや新聞紙にあけて今度は豆だけの状態で乾燥させてください。 天日干しにすることでツヤが出ます。

【利用】
クックパッド等でレシピが豊富に紹介されています。

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