フサナリイチジクの種

イチジクのような果実が、太い幹や枝に直接房なりに着く不思議な植物です。 インド近隣の熱帯各地で見られる植物ですが、日本でも八重山諸島などで自生しています。 25m以上にもなる高木の太い幹に、3cm径ほどの卵形果実を鈴なりに着けた姿は壮観です。

仏教経典で三千年に一度花が咲くという「ウドンゲ(優曇華)」は、実在の植物としてはこのフサナリイチジクだとされています。 イチジク属の植物は果実の内側に花を着けるので、外からは花は見えない。 その通り、イチジクのことを「無花果」と書きます。 従って、三千年に一度どころか永久に花は咲くことはありません。

このように幹に直接花が咲き、果実ができる植物は、熱帯ではかなり多いが、ドリアン、ジャックフルーツ、ジャボチカバ、パパイアなどとともに、フサナリイチジクもよくその例に挙げられます。 フサナリイチジクの果実も食用になり、インドでは屋台で見かけます。

和名: フサナリイチジク、ウドンケ、優曇華、憂曇華
英名: Cluster Fig Tree、Indian Fig Tree、Goolar Fig、Gular Fig
学名: Ficus racemosa (Ficus glomerata)

原産国: ベンガル・インド
形態: クワ科イチジク属、落葉高木
栽培年数: 50〜2,000年
種まき: 4〜8月
発芽適温: 20〜25℃
発芽率: 49%
樹高: 15〜30m
授粉樹: 不要
ベランダ栽培: 可能
露地栽培: 関東以南 
栽培適温: 20〜35℃
耐寒温度: -5℃
耐暑温度: 40℃
株間: 15m
連作障害: なし
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■育てる場所・土
定植させる際に、根を傷つけないように土を十分につけたまま植え替えをしてください。 直射日光が大好きです。 巨木になるのて、定植する場所を吟味してください。 剛健なので、ほとんど手がかかりません。

■芽出し
1) 種子を1日程度お水に浸けてください。 お水は替える必要はありません。
2) 発芽用のキメの細かい土に、播種してください。 覆土は5mm以下にしてください。
3) 好光性なので発芽するまでは窓際の明るい場所に置いてください。 直射日光はNGです。 発芽まで土の表面が乾かない程度に霧吹きで毎日水やりをしてください。 
4) 10〜14日で発根を開始し、しばらくしてから発芽します。 発芽してから太陽の光を十分に浴びさせてください。

■定植
10cmの大きさになってからポット(鉢)に定植してください。

■水やり
50cmの高さになるまで、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。 1m程度の高さになれば乾燥させても大丈夫です。

■冬越し
1mの高さになるまで極力室内で育ててください。 秋の終わり頃から寒さにあてる場合は、水を徐々に少なくし、乾燥させると耐寒力は増します。 春再び暖かくなったら芽を吹き始めますので、徐々にお水を与えてください。

■増やし方
挿し木(水挿し)で増やすのがとても簡単です。

【利用】
フルーツは生食に向いています。 盆栽用、観賞用としても利用出来ます。
20粒50粒100粒
型番 ClusterFigTreeSeed
販売価格
770円(本体700円、税70円)
購入数
オーダー

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