セイヨウオオバコの種

セイヨウオオバコは日本全国に分布しているオオバコ(Plantago asiatica)と近縁種の草本性植物です。 原産はヨーロッパで、アメリカ、オーストラリアなどに広く帰化しています。 日本にも1950年代に神奈川県で発見され、現在は北海道から南西諸島まで広く分布しています。 セイヨウオオバコは在来種のオオバコと非常に良く似ていますが、葉が広く花茎が30〜60cmと長く、果実の横断面で種子が6〜7個(在来種は4個)あることで区別できます。

オオバコは薬草としての歴史は長く、何世紀にもわたってインドのアーユルヴェーダでは消炎や鎮咳のハーブとして使用されています。 アジアやヨーロッパでは伝統的なハーブの1つとして愛用されてきました。 現在では、食物繊維を多く含むオオバコは便秘に効くハーブとして、ヨーロッパ、アジア、北米で利用されています。 オオバコの特徴は何よりも食物繊維が多いことで、特に種の周りを覆っている薄い膜は水分を含むと何十倍にも膨らむので便の量が増え便秘の改善に繋がります。

オオバコの種子の殻には食物繊維が多く含まれ、それらが水分を含むと10倍の大きさにも膨らみます。 滑りやすい粘液質の状態になり、水分を含んで膨らんだ殻は、100g中71gの食物繊維を含み、便秘を緩和し、健康な消化管を維持するために大切な食物繊維の優れた供給源となります。 近年、オオバコには、炎症性腸疾患、過敏性腸症候群などにも有効であることが判明しています。

漢方生薬としては、葉は「車前葉」、種子は「車前子」と呼ばれます。 花期に全草を採って干した「車前草」を、煎じて食間に服用。下痢止め、咳止め、止血、利尿、強壮剤とします。 秋に集めた種子を乾燥させた「車前子」は、布か紙の袋に入れて煎じ、咳止めとして服用します。トロっとして少し飲みにくいので、甘草などで甘味を付けると良いそうです。

【オオバコの効能】
便秘の改善
過敏性腸症候群などの胃腸障害
動脈硬化、高コレステロール血症、高血圧
心臓の健康維持

和名: オオバコ、セイヨウオオバコ
英名: Broadleaf Plantain、White Man's Foot、Greater Plantain
学名: Plantago major

原産国: カリフォルニア州・アメリカ
形態: オオバコ科オオバコ属、多年草
草丈: 30〜60cm
栽培期間: 70〜80日 (収穫サイズによる)
種まき: 4〜6月
適正土壌pH: 6〜7
発芽適温: 19〜24℃
発芽率: 85%
栽培可能地域: 日本全国
耐寒温度: -5℃
耐暑温度: 30℃
プランター栽培: オススメ!
株間: 20cm
連作障害: なし
栽培栽培難度: Level 1

【栽培方法】
発芽温度が低いため、通常晩秋まきの一年草ですが、-10℃以下になる寒い地域の場合は3月〜4月に蒔くと良いです。 人に踏まれてもびくともしない丈夫な植物です。

通常晩秋に蒔き、4月〜6月が開花期になります、種子は用土に隠れていないと、発芽しないため、5mm程度しっかり土を被せてください、耐乾性は強いです。 

用土は水はけの良い用土で日当たりの良い場所で育てると良いでしょう。 肥料が多いと軟弱な株になるため、控えめにしてください。

【利用方法】
・若葉は普通に野菜として食べられます。
・採種して乾燥したオオバコの種子(食物繊維)を1日小さじ2〜3杯を朝と晩に分けて、それぞれ食前に水と一緒に飲む。 クックパッドにもレシピが豊富に紹介されています。

【納期】
2〜8日以内に発送します。
20粒50粒100粒300粒500粒1000粒
型番 PlantagoMajorSeed
販売価格
385円(本体350円、税35円)
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