ブルーフラックス中央アジア〜コーカサスが原産地なのに対して、スカーレットフラックスの原産地は北アフリカ〜アルジェリアです。　秋蒔きの一年草で、直径3.5cmの花を4月下旬から咲かせます。　寄せ植えにすると一層見応えがあります。

和名：　スカーレットフラックス、ベニバナアマ、赤花フラックス、
英名：　Perennial Flax、Blue Flax
学名：　Linum grandiflorum

原産国：　スース・チュニジア
形態：　アマ科アマ属、一年草
露地栽培：　日本全国
草丈：　60〜90cm
種蒔き：　9〜10月
鉢植え：　可能（4号ポット以上）
発芽適温：　15〜20℃
発芽率：　87%
耐寒温度：　0℃
耐暑温度：　30℃
株間：　10cm
栽培難度：　Level 1

【栽培方法】
■土壌・環境
日のよく当たる場所で育ててください。　日当たりが悪いと花付きが悪くなります。　暑さにやや弱く、冷涼な気候を好みます。　毎年花を咲かせるシュッコンアマはできるだけ風通しの良い場所で夏越しさせてください。　

■芽出し
春蒔き、秋蒔きが可能です。　覆土は3mm程度で十分です。　早ければ1週間程度で発芽します。

■定植
暑いのが苦手なので、植え付けは6月までに完了してください。　間引くか、10cmの高さになるまで室内で育苗してから定植したほうが無難です。

■水やり
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えてください。　乾燥気味を好むので、水のやり過ぎに気をつけてください。　常に土が湿っているような状態は多湿になり根腐れになります。

■肥料
肥料はさほど必要なく、やせ気味の土地でもよく育ちます。　土にゆっくり効く粒状肥料を混ぜ込んでおけばそれ以上要りません。　窒素分が多いと茎が伸びすぎて倒れやすくなるので要注意です。

■植え替え
特に鉢植えの場合、ポットがパンパンになってきたら株分けしてあげてください。　平均気温が20℃ある時期ならいつでも植え替えしても構いません。

■越冬
アマは北海道で広く栽培されて耐寒性は強く越冬温度の目安は3℃前後です。　軽い霜程度なら耐えます。

【利用】
切花としてご利用ください。