落花する原因

フルーツやトマトなどの実野菜の花が咲いても落花する原因は以下が考えられます。

1)窒素成分が多い肥料を使っている。
代表的なのは、いわゆる油かすや鶏糞、牛糞、腐葉土などの有機肥料です。  有機物(植物の枯れたもの、動物のフン、死骸)が原料の肥料は窒素が過剰です。 窒素が過剰だと葉や茎が茂り、実はつかなくなります。 また、発酵されていない有機肥料を用いると土の中で発酵し、土の硬化、虫の誘引の引き金になります。
 
2)窒素成分が多い野菜用土を使っている。
肥料を与えておらずとも、そもそもの用土が窒素過多なら同じことです。 
 
3)寒い。
開花前後に寒さにあたると落花します。
 
4)水不足。
普段から水遣りが控えめであれば問題はありません。 ただし、いつもふんだんに水をあげているのに、開花らへんで水を不足気味にすると落花します。
 
5)無風、あるいは虫がいない。
基本的に自家受粉ですが、若干の振動があったり、虫がいれば当然受粉の確立は高まります。 受粉に成功しなければ落花します。
 
6)日光不足
葉に満足な日光が当たらないと、結実に必要なホルモンが満足に作られません。
 
7)土が足りない。
鉢やプランタなどの場合、実野菜(フルーツ)は土の容量が大切です。 ポットから根が出ていたら深さが足りないという意味です。 ただ、一つもまだ結実していないのなら、これは関係ないと思います。
 
8)花や実が多すぎる。
土の量、根の量に応じて花や実の限界は決まってきます。  しかしソレとは無関係にどんどん花が咲いていくのが実野菜です。 自身のキャパを超える花や実は、野菜自身が切り離してしまいます。 これは容器のサイズを変えて土を多くする以外解決策はありません。
 
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