ハニーベリー(ハスカップ、ブルーベルベット)の種

海外では「ハニーベリー」と呼ばれていますが、日本では「ハスカップ」として知られています。 2つの花から1つの実を結ぶのが特徴です。

名前の由来はアイヌ語の「ハシカプ」。「枝のうえにたくさんなるもの」を意味します。 また、生産の盛んな地域で昔から親しんでいる方々からは「ユノミ」という愛称で呼ばれています。これもアイヌ語「エノミタンネ」(意味は「細長い実」)が由来だとされています。

日本では本州中部以北の高冷地および北海道に自生しています。 北国の果樹なので、暖地での栽培には向きません。 日本国外ではサハリンやシベリアなど寒冷地に自生しています。 シベリア地域の渡り鳥の糞によって種子が運ばれたことにより北海道に普及したと考えられています。

ハスカップは不老長寿の果実と言われるだけのことはあり、カルシウム、鉄、ビタミンC、Eなど、他の食べもの、果実とは比べものにならないほど多くの栄養成分を含んでいます。

和名: ハニーベリー、ハスカップ、ブルーベルベット
英名: Sweetberry Honeysuckle、Bluefly Honeysuckle,、Haskap Berry、Honeyberry
学名: Lonicera caerulea var. Blue Velvet
品種: Blue Velvet

原産国: バンクーバー・カナダ
形態: スイカズラ科スイカズラ属、落葉低木
草丈: 2〜3m
栽培期間: 3年〜
自家結実性: 雌雄別株 *受粉樹が必要
種まき: 3〜5月
収穫: 5〜10月
適正土壌pH: 5.5〜6.5
発芽適温: 17〜24℃
発芽率: 86%
栽培可能地域: 中部以北
ポット栽培: 可能(幅60cmなら1株)
株間: 80cm
耐寒温度: -15℃
耐暑温度: 35℃
連作障害: なし
栽培難度: Level 2

【雌雄判別】
種からでは雌雄の判別が不可能なので、ミックスで販売しています。 苗は品種の違うものを2つ以上近くに植えてください。

【栽培方法】
■環境・土壌
庭植えの植えつけ場所、鉢植えの置き場とも、午前中のみ日が当たり、午後は日陰になる場所を選んでください。 寒冷地では一日中、日当たり良好な場所にしてください。 水はけのよい土が適しています。 赤玉土(小粒)6:腐葉土2:川砂2の割合で混ぜた土を使ってください。 植え付ける際は鉢底に大粒の軽石などを入れて水はけを良くしておいてください。

■芽出し
1) 冷蔵庫で種のままで8〜10週間ほど冷やしてください。 (屋外に12〜2月に以下蒔きしても構いません。)
2) 桜のつぼみが付き始めたタイミングで覆土を5mmにして播種してください。
3) 発芽するまで日当たりが良い場所で管理してください。 3〜4週間で発芽します。

■定植
12〜3月に苗木を植え付けてください。

■水やり
鉢土の表面が白く乾いたら、鉢底の穴から少し流れ出るくらいたっぷり与えてください。 庭植えの場合は、品種や土質にもよりますが、夏に日照りが続くような場合は水やりが必要です。

■肥料
肥料は、植え付け時に有機質の肥料か即効性の化成肥料を元肥として施してください。 化学肥料は控えてください。 地植えなら10月、鉢植えなら2・6・10月に同様のものを追肥してください。 肥料に窒素分が多いと、実がたくさんつかなくなってしまうので注意してください。

■剪定
12〜2月に株が混んできたら、古い枝を中心に間引いてください。 仕立て方は株仕立てなどが向いています。

■越冬
耐寒性は強いので防寒対策は不要です。

■収穫
種からだと収穫まで最低3年かかります。 4〜7月に開花して、果実が濃い藍色になり、やわらかくなったものから順次収穫してください。 果実は熟期にバラつきがあります。

■増やし方
株分けと挿し木で増やしてください。 株分けは11月から2月頃、挿し木は、2月中旬〜3月上旬に休眠期ざし、6月から7月に緑枝ざしを行います。

【利用】
観賞用、生食、ジャム、ジュースとして。

【納期について】
ある程度の在庫は常備していますが、メディアに掲載された際に完売することがあります。 再入荷(再輸入)には2週間程度かかります。
20粒50粒100粒300粒
型番 HaskapSeed
販売価格
990円(本体900円、税90円)
購入数
オーダー
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