マンシュウヤマブドウ(アムレンシス種)の種

若い枝にはくも毛があり、巻き髭があるのが特徴です。 楕円形の大きな葉には3から5ヶ所の切れ込みと、柄元に窪み、表面は滑らかだが裏面には毛が生えています。 他の多くの葡萄品種とは異なり年間降雨量が700mm以上の湿潤気候と軽度の酸性土壌を好みます。 また幾つかの病気やブドウネアブラムシに対しての耐性を持つ。

マンシュウヤマブドウは栽培品種として広く利用されており、一般的にはサンクトペテルブルクを限界とするヨーロッパロシア北部まで栽培されています。 旧ソ連の研究機関において耐寒性や病気への耐性賦与のため、他の多くの葡萄品種(主にヨーロッパブドウ)との交雑品種が生み出され、ワインや生食用として生産されており、葉も食用として利用されています。 初の商業栽培は満洲国通化省においてワインの醸造用に行われました。

和名: マンシュウヤマブドウ、アムレンシス、アムールブドウ
英名: Amur Grape
学名: Vitis amurensis

原産国: チューリッヒ・スイス
形態: ブドウ科ブドウ属、つる性落葉低木
栽培期間: 5〜6年
草丈: 3〜10m
種まき: 4〜8月
発芽適温: 20〜25℃
発芽率: 72%
pH: 8〜9
ベランダ栽培: 可能
受粉株: 必要(雌雄異株)
定植時期: 4〜5月
栽培適温: 22〜35℃
耐寒温度: -15℃
耐暑温度: 40℃
株間: 10〜20m
連作障害: なし
栽培難度: Level 2

【栽培方法】
一般的なブドウの栽培方法と同じです。
参考サイト: 
https://www.shuminoengei.jp/m-pc/a-page_p_detail/target_plant_code-112/target_tab-2

■育てる場所・土
日当たりのよい場所であれば、土質は選びません。 ブドウは水はけがよく、弱酸性から弱アルカリの土壌が適しているので、日本の多くの土壌が適しています。 リパリア種は湿気に強い品種なので、水辺の近くでも栽培が可能です。 ホームセンターで売られている一般的な家庭園芸用の土で問題ありません。

■芽出し
1) 種子を水に24時間入れたまま、冷蔵庫に1週間程度入れてください。
2) 適当な大きさの鉢を用意し、種蒔き用の柔らかい用土に深さ1cm程度に埋めてください。 となりの種と4cm離してください。
3) 発芽まで3〜4週間かかります。 発芽するまで、土の表面が乾いたら少し水をあげてください。
4) 10cm程度まで育ってから大きめのポットに定植してください。 20cmの丈になるまで、室内で管理した方がベターです。

■定植
定植させる際に、根を傷つけないように土を十分につけたまま植え替えをしてください。 10〜11月が適期です。

■水やり
20cmの高さになるまで、土の表面が乾いたら水を与えてください。 若干乾燥気味な程度が丁度良いです。 1m程度の高さになれば乾燥させても大丈夫です。

■肥料
開花結実するようになったら、年3回、施肥してください。 1回の肥料は控えめにし、まず、寒肥として12月に粒状肥料を適量与えてください。 追肥として3月と8月に粒状肥料を株のまわりに与えてください。

■冬越し
秋の終わり頃から寒さにあてる場合は、水を徐々に少なくし、乾燥させると耐寒力は増します。 1mの高さになれば十分な耐寒性があるので、雪が2m積もる地域での露地栽培も可能です。

■増やし方
挿し木(土挿し)で増やすのがとても簡単です。

■収穫
6〜8月に実が赤くなってから収穫してください。

【利用】
観賞用として。 ワインの原料、乾燥させて干しブドウにしたり、ジュースやゼリーの原料としても利用されています。
10粒30粒50粒100粒
型番 AmurGrapeSeed
販売価格
990円(本体900円、税90円)
購入数
オーダー
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