エメラルドタッセルズアマランサスの種

緑色の長い穂がついて、完熟すると赤くなるのが特徴です。 畑一面が赤くなるのは見ものです。 食用からオーナメントとしても人気が出てきています。

アマランサスは南米原産のハゲイトウの仲間、ヒユ科、ヒユ属の一年草で、ヒエ、アワ、キビといったイネ科の雑穀とは別の「擬似雑穀」です。 

アマランサスは精白米に比べても、カルシウム約30倍、鉄分約5倍、繊維質約8倍を含んだ、今注目の高栄養価穀物です。 また他の穀物に比べてもカルシウム、鉄分、そして必須アミノ酸であるリジン、メチオニンなどの含有量が数段上です。

アマランサス(学名: Amaranthus)はヒユ科ヒユ属(アマランサス属)の総称。 ヒユ(莧、A. tricolor)の仲間であるが、形態は多様です。 和名に「ケイトウ(鶏頭)」を含む種も多いが、ケイトウ (Celosia argentea) は同科別属です。

古代南米のインカ文明などでは、食用のために栽培されており、トウモロコシや豆類に匹敵する重要作物でした。 19世紀に入るとインドなどでも大規模に栽培されるようになりました。 日本へは江戸時代に、主に観賞用として伝来しました。 東北地方では小規模ながらアカアワなどの名前で食用にも栽培されていました。

【アマランサスの栄養成分】
マグネシウム・鉄分・ビタミンE・ビタミンB6・
葉酸・亜鉛・カリウム
カルシウムは白米の32倍
食物繊維は白米の15倍  

アマランサスの栄養価

栽培用の種子ですので、食用ではありません。
遺伝子組み換えはしていません。
収穫されたアマランサスを食用として販売しても問題ありません。
栽培後に採種された種を再販しても問題ありません。


和名: エメラルドタッセルズアマランサス
英名: Emerald Tassels Amaranthus
学名: Amaranthus

原産国: テキサス州・アメリカ
形態: ヒユ科ヒユ属、一年草
草丈: 100〜120cm
播種: 春蒔き、秋蒔き
栽培期間: 90〜100日
発芽適温: 15〜25℃
消毒: なし
発芽率: 87%
株間: 15〜40cm
畦幅: 60〜90cm
連作要害: あり
栽培難度: Level 2

【畑面積の目安】
*発芽率を80%、密集率を80株/m2、収穫見込を50gm/株とした場合
800粒 > 640株 > 8m2 = 2 x 4m > 32kgの収穫見込
4,000粒 > 3,200株 > 40m2 = 4 x 5m > 160kgの収穫見込
8,000粒 > 6,400株 > 80m2 = 8 x 10m > 320kgの収穫見込

【収穫量の目安】
50〜70gm/株

【栽培方法】
■種蒔き
種子は直径1〜1.5mm、1,000〜1,500粒/gmで、雑穀の中では最小です。 よって、播種機による播種には、かなりの工夫が必要です。 発芽温度は15℃以上なので、それ以下では発芽率が低くなり、発芽時期も揃いません。 播種は、他の雑穀と同様に、霜の心配が無く、十分に気温が上がった4〜6月が適期です。密植栽培では、倒伏するので、散播はできません。 覆土は5mm〜1cm程度で、深くならないように注意して、丁寧に鎮圧してください。 

セルポット(1穴2〜3粒)で育苗して、間引いてから定植することも可能です。

■肥料
要素量: N-P-K 8:8:8kg/10a
基肥: N-P-K 4:8:4kg/10a
施肥例: BB121M 40kg (N4kg - P 8kg - K 4kg)
*発酵鶏糞等、有機質肥料の肥効が高い。
*リン酸欠乏を生じやすく、リン酸成分の施肥が特に重要。

追肥: N-P-K 4:0:4
追肥例: NK 20 20kg (N 4kg - [K 2kg])
追肥時期: 中耕・培土を兼ね、播種後1ヶ月前後(本葉 13 〜 14 葉期まで)。
*出蕾期以降の追肥の効果はほとんど無い。

■除草
アマランサスは、除草が必要です。 直播では雑草が発生しやすいので、畦間の除草をしてください。 土寄せ(培土)をすることで倒伏を軽減できるとともに、収穫量が多くなるので、株元の除草を兼ねた土寄せは、おすすめです。

■病害虫
病気が少ない作物です。 害虫の被害は通常ではほとんど無いのですが、アブラムシが大発生することがあります。 指定農薬はありません。

■収穫のタイミング
1) 穂を軽く握って子実が手のひらに付くようになった時点を成熟期とする。
*穂が曲がる(穂先が横〜下に向く)個体が目立ちはじめる。
2) 初めての花が開いてから40〜45日後。 もしくは、播種後90〜100日後。
*霜にあたると脱粒数が増加する。

■収穫
種子の脱粒程度で、登熟程度を判断してください。 コンバインで収穫する場合は、微細な子実、生茎葉等の高水分の夾雑物除去に対応できるよう調整が必要です。 手刈りの場合には、穂を刈り取って、ビニールハウス内などに1〜2週間程度逆さ吊りにして干してください。 

■乾燥
穂は水分を含んでいるので、他のイネ科雑穀のように簡単に乾燥することができません。 蒸れるとカビの原因となり食用にならないので、注意してください。 ハウス内での乾燥は湿度が100%になり発芽するので無理です。 送風温度50℃を上限に一気に水分 11%まで下げてください。

■脱穀・調整
イネ用の脱穀機を代用できます。 ヒエ・アワ向きの脱穀機のほうがベターです。 ゴミなどを取り除くための風選と、篩(ふるい)かけは、注意深く行ってください。 とうみ選(風選)は必須です。 種子と土壌の比重が近いため、倒伏して土が付いた場合には、土と種子を風選で分けるのは、極めて困難です。 土がつかないよう、注意してください。 種子のゴミとりは、網戸の網を利用すると効率が上がる場合があります。 なお、機械を使える場合には色彩選別機の利用もできます。

■貯蔵
子実水分9〜11%に保つ必要があります。 11%を越える水分では、害虫被害や含有脂質の劣化が発生します。

【納期】
2〜10日以内に発送します。
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型番 EmeraldAmaranthusSeeds
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