タマリンドの種

独特な酸味ゆえにタイやインド料理のスープやソースに多用されていて、現地では非常に重要な植物です。

その植物体は余すことなく利用され、樹は丈夫な木材として家具や床材に使われます。 樹皮は解熱剤に、葉はお茶に使用されます。 莢(さや)をむくと現れるペースト状で暗赤紫色の果泥(果肉)は タマリンドパルプと呼ばれ、これを薄めてジュースとして飲むと便秘に効きます。 デトックス効果が期待できる果実として注目されています。

英名: Sweet Tamarind
和名: スイートタマリンド、チョウセンモダマ
マレー: Keranji
学名: Tamarindus indica

原産国: パッターニー・タイ
形態: マメ科ジャケツイバラ亜科タマリンド属、常緑高木
樹高: 3〜20m
収穫: 9〜10月 *関東の場合
結実までの期間: 2年
受粉樹: 不要
用途: フルーツ、果実酒、ジュース、アイスクリームなど
鉢植栽培: 不可能
接木: 不可能
植え付け: 3〜9月
生育温度: 10〜35℃ 
発芽適温: 23℃
発芽率: 88%
耐寒温度: 10℃
耐暑温度: 35℃
栽培難度: Level 2

【栽培方法】
■環境、土壌
栽培は比較的容易で、樹勢が強く、環境や条件が良いと良く繁茂します。 やせ地でも育ち、土質は特に選ばないが、日陰地や湿気の多い場所は適しません。 中性〜弱酸で水はけの良いもの。例:赤玉小粒8:腐葉土2などがオススメです、 肥料も追肥も特に必要としません。 日当たりが良く、乾燥した場所に植えてください。

■芽出し
種を24時間水に浸してから、湿ったペーパータオルに包んでプラスチックバッグに入れて(乾燥しないように密封)、冷蔵庫で5日間保存してから一般的な腐葉土に蒔いてください。 土は薄く覆う程度で良いです。 土壌の環境にもよりますが、芽が出るまで7週間かかる場合もあります。

■植え付け
室内で20cm程度まで育苗してから定植してください。 植え付け後、2〜3年は実付きが悪いですが、実が付き始めると年ごとに多く付くようになります。

■剪定
あまり樹高を高くしたくない場合には、暖かい時期に剪定してください。

■施肥
特別必要は無いが、窒素過多は茎葉は繁茂するが実付きは悪くなります。 年に1度堆肥、腐葉土などの有機肥料を混ぜる程度で十分です。

■増やし方
3月下旬頃に、太めの枝を約15センチに切り、挿し木で殖やしてください。 若木の挿し木は、葉を摘み取って挿し木をする、また、株分け、採り木で殖やすと良いです。

【利用】
料理の酸味料や食品添加物の増粘安定剤として用いられます。 ピクルス、シロップ、清涼飲料水に加工されるなど、利用範囲の非常に広い果実です。 その他に甘みと酸味を楽しむ生食、ドライフルーツや砂糖漬け、塩漬けに加工されます。 フィリピンでは「タマリンド茶」がマラリアに効くとされています。
10粒30粒50粒100粒
型番 TamarindSeed
販売価格
1,760円(本体1,600円、税160円)
購入数
オーダー
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