昔はお菓子のマシュマロはウスベニタチアオイの根から取れるデンプンを利用して作られていました。　太い根には25〜35％もの多量の粘液を含んでいるため、この根からゼリーのようなお菓子を作っていましたが、お菓子のマシュマロは、ここから名付けられています。　現在のマシュマロは普通、卵白やゼラチンや砂糖で作られています。　若葉、花はハーブティに利用でき、のどの痛みを緩和します。

マーシュは「沼」や「湿地」を意味し、湿地に生えるマロウという名の通り、やや水分のある土地を好みます。

ビロード状で、切れ目のある大きな卵形の葉を持ち、花は薄桃色の五弁花を葉腋に咲かせます。

和名：　マシュマロウ、ビロードアオイ、ウスベニタチアオイ
英名：　Marsh mallow
学名：　Althaea officinalis

原産国：　ソフィア・ブルガリア
形態：　アオイ科ビロードアオイ属、常緑低木
草丈：　1〜2m
栽培期間：　80〜日
種まき：　4〜6月
適正土壌pH：　6〜7
発芽適温：　15〜25℃
発芽率：　87%
耐寒温度：　-5℃
耐暑温度：　27℃
栽培可能地域：　日本全国
ポット栽培：　可能（5号ポット以上）
株間：　30〜80cm
連作障害：　なし
栽培難度：　Level 1

【栽培方法】
■環境、土壌
よく日のあたる場所を好み、 栄養豊富な湿り気のある土が適しています。　寒さに強く丈夫なので、栽培には手間がかかりませんが、大きく成長するので株間は広めに取ってください。

■種蒔き
1か所に2〜3粒蒔く点まきにしてください。　2週間くらいで発芽します。　ポットなら5号以上をお勧めします。

■剪定
茂りすぎた株は、収穫を兼ねて随時枝を切り取りますが、なるべく午前中に行ってください。　茎の上部を刈り取るか、少量使いたい場合は葉だけ摘んでください。

■水やり
土が乾いてきたら水をあげてください。　乾燥に弱いので水切れに注意してください。

■肥料
花の蕾がついてから開花時期が長いので、月に1回適度に肥料をあげてください。

■収穫
花が咲く時期の直前が芳香成分が最も強く、風通しの良い明るい日陰で乾燥させてから、密閉保存してください。

■増やし方
宿根で越冬しながら増えます。　4〜5月、9〜10月に剪定した枝を土に挿していると簡単に株を増やすことができます。　発根剤をつけると成功率がグンとあがります。

【納期】
2〜8日以内に発送します。