ユソウボク(癒瘡木、リグナムバイタ)の種

ユソウボクは中央、南アメリカに分布しています。 この木の心材は、黒色に近い濃緑褐色で、極めて硬く、緻密で、最も重い材のひとつです。 樹脂を含むため、潤滑油を必要とするような、機械的な部品に最適とされています。 昔から船のスクリューの軸受けなどに利用されてきました。  たいていの材木は水に浮きます。 これは、材木の中に空気を含んでいるためですが、ユソウボクの材木は、緻密で空気をあまり含んでいません。 このために、乾燥させた材木の比重は約1.30で、水よりも重くなり、水に沈みます。

ユソウボクの樹脂は、グアイオール(guaiol)を多く含み、グアイアズレン(guaiazulene)という物質の原料になります。 グアイアズレンは抗炎症作用があることが知られ、現在でも化粧品や医薬品などに利用されています。

和名: ユソウボク、癒瘡木、リグナムバイタ
英名: Lignum Vitae
学名: Guaiacum officinale

原産国: バンダラ・インド
形態: ハマビシ科ユソウボク属、常緑高木
露地栽培: 全国
草丈: 15〜35m
種蒔き: 3〜5月、9〜10月
発芽適温: 15〜20℃
発芽率: 73%
株間: 1〜3m
鉢植え: 可能
耐寒温度: 10℃
耐暑温度: 30℃
連作障害: なし
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■土壌・環境
水はけがよく、腐葉土などの腐植質の入った土(赤玉土・小粒5:腐葉土3:川砂2)が適しています。

半日陰が好きな植物です。 直射日光の下では葉っぱが硬くなり、小さくなりますので注意してください。

■肥料
根がしっかり活着し、成長が始まったら、発酵油粕などを適宜上げてください。 追肥は1ヶ月後に少量与えてください。 新しく出てくる葉が黄色っぽくなり、葉肉も薄いようでしたらカルシウム不足が疑われます。 その時には苦土石灰を少し与えてください。

■芽出し
種は休眠しないので、地温が15℃あれば何月に播種しても問題ありません。 
1) 種を真水に24時間浸してください。
2) ポットに種蒔き用の土を入れ、蒔いてください。 覆土は5mm程度で十分です。 発芽まで乾かないように注意してください。 高さ5〜8cm程度になったら間引いてください。 

■定植
10cmになってから植え付けてください。 夏の暑さが厳しい環境の場合、夏至前までに定植させた方がベターです。 ゆっくりと育ち、木質になります。 大きく育てる予定でしたらそれなりの株間をとってください。

■植替え
鉢植えはそのまま育てていくと、根がきゅうくつになって成長出来なくなくなるので、一回り大きい鉢に植え替えるようにしてください。 適期は成長が始まる4〜6月頃です。

■水やり
乾燥気味の土壌を好むので、土の表面が乾いてから水をあげてください。 冬場は3日に1回程度で十分です。

■剪定
剪定は特に必要ありません。

【利用】
樹脂の精製も可能ですが、それなりの機材が必要となります。 一般的には観賞用として栽培されています。
10粒30粒50粒100粒
605円(本体550円、税55円)
在庫 0 オーダー売切れ中
1,650円(本体1,500円、税150円)
在庫 0 オーダー売切れ中
2,475円(本体2,250円、税225円)
在庫 0 オーダー売切れ中
4,400円(本体4,000円、税400円)
在庫 0 オーダー売切れ中
型番 LignumVitaeSeed
在庫状況 在庫 0 オーダー売切れ中
購入数
Soldout
  • toshiro
  • 30代
  • 女性
  • 2017/09/30 20:47:07
水のやりすぎ
今年の9月3日に3号ポットに一粒ずつ蒔いたのですが、
エキウムやブルーフラックスリリーとともに半日陰にて様子をみていたのですが、どうやら水の管理を失敗したようで、種がダメになってしまったようです。土の湿り具合がなかなか判断が出来づらいです。
種から育てようと今年思い立ったばかりなので、色々課題満載です。
エキウムだけは何とか芽が出てくれました(笑)。
自分の納得のいくまでは挑戦してみたいと思ってます。
  • 2017/07/10 23:57:18
虫に食われやすい
発芽率はほぼ百パーセントですが
虫に半分以上食われました
植えたらオルトラン等を撒いておいたほうが良いです
また発芽しても殻が頑丈で子葉の展開の邪魔になる時があります
あまりに長く付いてるようなら取って上げたほうが良いでしょう
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