カラトウキ(当帰)の種

当帰はFemale Ginseng(婦人病薬)と知られ、その名も実家に帰ってきた嫁が夫のもとへ「まさ(当)に帰るべし」と母に言われたというのが語源といわれています。 日本でこの品種を販売しいているのはマルシェ青空だけです。 日本で栽培・自生しているニホントウキとは別品種です。

【効能】
作用は鎮痛、抗痙攣の作用が強く、抗炎症、中枢鎮静作用など、血に関すると考えられる抗凝血作用、血小板凝集能抑制など多くの作用が証明されています。 婦人病薬としては当帰芍薬散、女神散、加味逍遙散、温清飲、牛膝散、四物散、当帰散など、鎮痛鎮痙薬としては五積散、紫雲膏、当帰芍薬散、当帰湯、当帰四逆湯などがあります。

和名: カラトウキ、当帰、雲帰
英名: Female Ginseng、Dong Quai、Chinese Angelica
学名: Angelica sinensis

原産国: 雲南・中国
形態: セリ科シシウド属、二年草 *越冬します
草丈: 50〜80cm
栽培期間: 2年〜
利用: 食用
播種時期: 3〜6月
発芽適温: 15〜20℃
発芽率: 72%
pH: 6〜6.5
収穫時期: 翌年秋に収穫
鉢植え: 可能(5号ポット以上)
遺伝子組み換え: 無し
株間: 20〜25cm
畝間: 50〜60cm
栽培難度: Level 1

【栽培方法】
■環境・土壌
日当たりと排水の良い所を好みます。

■栽培サイクル
1) 春に苗床に播種し、1年間育成し、2年目春に苗を掘り上げて定植する。
2) 栽培年数は2年: 2年目(定植した年)の晩秋に収穫する。 但し、2年目に抽苔した株は内部が木質化して生薬としては使えないので、抽苔株は破棄する。 大きな苗を植えると抽苔しやすいので、使用する苗は根頭径7〜8mm程度のものを使う。 小さな苗は2〜3本まとめて1株とする。
3) 採種は3年目株から: 2年目秋に収穫しないでそのまま畑で越冬させ、3年目夏に開花・結実させ採種する。 トウキとホッカイトウキは容易に交雑するので、一緒の畑で採取しない。

■種蒔き
1) 種子を乾燥させたまま5日程冷蔵庫に入れてください。
2) 種を水に入れて、24時間浸してください。
3) この種を種蒔き用の土に覆土を5mmで播いてください。 その上にワラを乗せてください。 露地蒔きは地温が安定しないので、育苗してから定植したほうがベターです。
4) 土の表面が乾いたら、軽く水を与えてください。
5) 約1週間で発芽します。 20℃を超えると発芽しないので、冷所で管理してください。

■育苗
適当に間引きして、秋までに本葉6〜7枚まで育てて、翌年春に定植してください。 ワラは越冬の時に厚めに敷き詰めておくほうがベターです。 翌春になったらワラを取り除いてください。

■定植
エンピツの太さになったものだけを選別いて定植してください。

■肥料(10aあたり)
N:P:K=20-20-20
250kg/10a

■追肥(10aあたり)
N:P:K=5-5-5
60kg/10aを5、6、7月に月一回

■収穫
11〜12月の葉が黄変したころに掘り取った根の土を落として数株づつ束ねて天日で乾燥させてください。 約1ヶ月ほどつるして半乾きにしたものを約40〜45℃の温湯に5分間ほど浸して、土を落として柔らかになったものを形を整えて翌春まで日陰につるして乾燥させます。 このようにして調製したものを生薬の当帰(とうき)といいます。 芳香と強い辛味および甘味のあるものが良品とされていますが、非常に虫がつきやすいので注意してください。

10アールに5,000株植えた場合、10aあたり250kg程度の収穫が見込めます。

【利用方法】
秋に根を掘り上げて、土が付いたまま束ねて陰干ししたものを当帰と呼び、漢方薬の原料となります。 民間療法としては焼酎漬けや煎じ薬として利用されています。 完全に乾燥させた根を湯(45℃)に3〜5分浸して、水洗いして、さらに1カ月ほど陰干ししてください。 煎じる場合は3〜5gmを600ccの水で半量ほどになるまで煮詰めてから3回/日服用してください。 

【納期】
2〜8日以内に出荷致します。
20粒50粒100粒300粒500粒1000粒3000粒5000粒
型番 FemaleGinsengSeed
販売価格
825円(本体750円、税75円)
購入数
オーダー
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